3月20日礼拝説教のあらまし
ローマの信徒への手紙 16:3~16
「キリスト・イエスに結ばれてわたしの協力者となっている、プリスカとアキラによろしく。」(16:3)
私が丸亀教会の礼拝にご奉仕するのは今日が最後となります。
この二年間を振り返ると、様々な出来事と共に、皆様おひとりおひとりのお顔が心に浮かんできます。特に私は健康面で弱さを抱えていましたから、日常生活のあらゆる面で皆様に助けていただきました。それら一つ一つの出来事が、今、講壇から皆様のお顔を拝見していると思い出されてくるのです。
今日お読みしました『ローマの信徒への手紙』は、晩年のパウロがローマ教会を訪問したいという思いを込めて書いたものです。パウロは、ローマ教会の兄弟姉妹の名前をひとりひとり挙げながら、感謝の思いを綴っています。特に、苦労を共にしてくれたとか、苦難の時に助けてくれたとか、そういうことが多く書かれています。
もしかしたらパウロは、人に「助けて下さい」と言える人だったのかもしれません。人は、自分に何らかの力があると思っている時は、なかなか助けを求めることができないものです。しかしそういった思いがすべて神様によって打ち砕かれ、御前で「助けて下さい」と言えたとき、私たちは主の十字架の救いを知るのです。
私もそのようにして主と出会い、人に助けてもらわなければ生きられない弱さを知りました。そんな私を、皆様は本当によく助けて下さいました。今私は、皆様おひとりおひとりに「ありがとう、これからもよろしく」と言いながら、次の召命の地に向かいます。二年間ありがとうございました。
◎礼拝後に送別会が行われ、新佐依子牧師との別れを惜しみました。この2年間、いつも変わらずみことばの核心を取り次いでくださった先生に、心から感謝いたします。そして新先生を丸亀教会に遣わしてくださった主に感謝し、これからも先生と丸亀教会がそれぞれの場所で、与えられた使命を果たせますようにとお祈りいたします。(あい)
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