1月23日説教のあらまし
使徒言行録 13:1~3
「 さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前も
って二人に決めておいた仕事に当たらせるために。」(13:2)
アンティオキア教会の指導者の多くは、「人からイエス様を伝え聞いて知り、その後イエス様と霊的に出会い、霊的にイエス様に結ばれた人たち」
でした。その意味でアンティオキア教会は、十二使徒によって建てられた
エルサレム教会とは違い、私たちと同じような教会でした。
また、神様か
ら託された使命も、アンティオキア教会とエルサレム教会では違っていま
した。エルサレム教会では「イエス様の救いに与るために、教会に来てください」だったのが、アンティオキア教会では「イエス様の救いに招き入
れるために、教会があなたのところに行きます」になったのです。
「こちらから行きます」というのは「こちらに来てください」というの
よりはるかに大変です。こちらが相手に合わせていかなくてはならないからです。
しかし、イエス様はいつもご自分の方から人々のところへ出かけていかれました。そして、そこにいる人たちと同じものとなり、彼らを救いに招き入れられました。
これは日本で伝道する私たちにとっても大事な
ことです。私たちのなすべきことは、声高にイエス様を語ることではなく、
日本の風習を受け入れながら、「イエスは主である」との告白を堅持して、
いわばキリスト者として、生きることです。そうすることで、そのように生きる私たちを通して、内なる聖霊が自らイエス様を現して下さるのです。
◎イエス様の救いに招き入れられた私たちは、今度は他の人のところへ出かけて行って福音を告げ知らせるものとなるのですね。それは自分の力ではなく、聖霊の働きなのですね。(あい)
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