12月26日説教のあらまし


使徒言行録 12:6~11 「主が天使を遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ民衆のあらゆるもくろ みから、わたしを救い出してくださったのだ。」(12:11) 

 エルサレム教会は大変な試練の中にありました。一時は数千人もいた信徒たちですが、ステファノの事件をきっかけに、その数は激減しました。 その後もユダヤ人から教会への迫害は続いていました。

 また、教会の内部にも、信徒たちの間で微妙な分裂がありました。そこへ加えて飢饉です。 さらに、ヘロデによるヤコブの殺害とペトロの投獄。エルサレム教会は、 次々と襲いかかる試練の嵐に見舞われていたのです。 

 そんな中、牢に入れられたペトロは、明日殺されるという日の夜、恐れることなく眠っていました。ペトロは、この試練も不条理も、すべては神の御手の中にあると信じ、たとえここで殺されることになっても、その死さえも神は御業のために用いて下さると信じていました。だから平安のうちに眠っていられたのです。

 ところが夜中に不思議なことが起こります。 天使がやってきて、ペトロを牢から救い出してくれたのです。信じられないような奇跡です。しかし、私たちの信仰は、「イエス様が死者の中から復 活された」という奇跡を信じるところから始まっています。奇跡は神の御業の本質であり、私たちの信仰の原点です。神様は今日も、私たちが気づかないところで天使を遣わし、御業を行い、私たちを守ってくださってい ます。どんな試練の中でも、すべては神の御手の中で行われていくのです。 


◎ちょっと嫌なことがあると、すぐ落ち込んだり、機嫌が悪くなってしまうのは、「この試練も神様の御手のうち」と信じていないから・・・ですね。もっと信じてゆだねて、新しい年も、主の平安の内に歩みたいと思います。(あい)

丸亀教会(日本基督教団)

ここに来てくださって、ありがとうございます。 香川県丸亀市にあるキリスト教の教会です。日本基督教団に所属しています。 「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」(マルコによる福音書6:50)が今年のみことばです。 ここから主イエスと共に、あるいていきましょう。