12月5日説教のあらまし
ルカによる福音書 1:26~56
「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえま す。」(1:46~47)
今日はイエス様の母マリアの話をご一緒にお読みしました。マリアは、
ナザレという町に住む、ごく普通の女性でした。しかしそこに、ある日突然天使がやってきて、「おめでとう、恵まれた方。あなたは身ごもって男の子を産む」と告げられました。
マリアは何のことか、訳が分かりませんでした。結局「お言葉どおり、この身に成りますように」と答えたものの、 この時点ではまだ、心からの信仰をもって答えたというよりは、戸惑いの 中、こう答えるよりほかなかったということだったと思います。
天使が去ったあと、マリアは親類のエリサベトを訪ねました。このときエリサベトも、神様の不思議な御業によって身ごもっていたのです。彼女もはじめ、このことで大変戸惑い、深く悩みました。しかし、五か月間身 を隠し、神様と一対一になって真剣に祈ったことで、彼女は心から神様を 賛美するものへと変えられました。
ちょうどそこへ、マリアがやってきた のです。マリアも、エリサベトに教えられて、神様に祈りました。神様と 一対一で向き合って、全身全霊を懸けた祈りを祈りました。祈って祈って 祈りつくして、ついに、マリアも魂の底から神様を全身全霊で賛美するに至りました。
ようやくマリアは、心からの信仰を以て「お言葉どおり、こ
の身に成りますように」と言えるものとなったのです。
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