11月21日説教のあらまし
使徒言行録 11:19~26
「それから、バルナバはサウロを捜しにタルソスへ行き、見つけ出してアン ティオキアに連れ帰った。」(11:25~26)
アンティオキア教会はどんどん大きくなり、ついにバルナバひとりでは手が足りなくなってきました。そこでバルナバが思いついたのがパウロで した。彼は以前、エルサレム教会でパウロと会っています。そのパウロが、 アンティオキアの近くのタルソスにいることを思い出したのです。
一方このころパウロは、故郷タルソスで、自分の犯してきた罪と向き合う日々を過ごしていました。ダマスコでユダヤ人から拒まれ、エルサレム 教会でも拒否され、決してゆるされ得ない自分。そんな自分と向き合う苦しい日々の中で、おそらくパウロは十字架のイエス様に出会ったのでしょう。
ゆるされることのない自分のすぐ隣で十字架にかかり、「それでも私は あなたと共にいる」と言って下さっているイエス様です。
そのような日々を、パウロは五年間過ごしました。 そしてついに今、時が来ました。今、アンティオキア教会で人手が必要 になり、バルナバがパウロのことを思いついたのです。神様は、あらゆる 道が閉ざされていたパウロに、今、アンティオキア教会という全く新しい 道を開いてくださいました。
神様は、あらゆる道を失った私たちのために、
時を見計らって新たな道を作り、「さあ、ここを行け」と言って下さる御方
です。それが私たちに与えられている復活の希望なのです。
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