2月6日説教のあらまし
使徒言行録 13:1~3 「そこで、彼らは断食して祈り、二人の上に手を置いて出発させた。」(13:3)
アンティオキア教会が神様から受け取った使命は、バルナバとパウロを 伝道旅行に送り出すというものでした。そこで彼らは二人の上に手を置き、 神様の祝福を祈りつつ、伝道の旅へと送り出しました。
これは重要なポイ ントです。バルナバとパウロは自ら伝道旅行に赴いたのではなく、教会に祈られて、教会から送り出されていきました。「教会が祈ってくれている」 この祈りに支えられて初めて、伝道というものはなし得るものなのです。
私たちは人生の困難に直面すると、「自分だけが苦しんでいる」「みんな私のことなんか関係ない」と思ってしまいがちですが、そうではありませ ん。自分では気づかなくても、教会があなたのために祈ってくれています。
そして、その先頭に立って祈ってくださっているのがイエス様です。イエス様はペトロの裏切りを予告されたとき、「わたしはあなたの信仰が無くな らないように祈った」とおっしゃいました。これは、「あなたが神様のもと から失われてしまわないように祈った」という意味です。
「たとえあなたが何もかもを失ってしまっても、あなたが神様のもとから失われないように、 私はいつも祈っている。」イエス様はそう言って下さっているのです。
「たとえ私が祈ることすらできないときでも、教会が、イエス様が、私 のために祈ってくださっている。」
この祈りがあるから、私たちは困難に満ちた人生を生き抜いていくことができるのです。
◎教会の奉仕を毎日のようにしていると、いつの間にか「自分だけが大変な思いをしている」という考えにとらわれていしまうことがあります。それはこの世的な目でしか見ていなかったのだということに気づきました。イエス様はいつも、私たちを見ていてくださり、教会はいつも、私のために祈ってくださる。その幸いを喜びたいと思います。(あい)
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